第74回 平成13年9月7日
(第181回 細胞工学研究会講演会)
演題 水生バイオマスおよびγ−PGAヘドロシードペレットの活用
椛田聖孝(九州東海大学農学部)
 世界の砂漠は約3000万平方キロメートル、ほぼアフリカ大陸全体に相当する面積であり、日本の耕地面積の500倍以上に達する。さらに、毎年、5〜6万平方キロメートルの広さが砂漠化している。その内訳は、放牧地約53%、穀物畑約42%である。
 一方、砂漠化すなわち植生の荒廃は、大量の表土を流出させ、土壌中の養分も雨ともに低地に移り、生活、産業排水等と相まって、最後は水圏に流れ込み、各地で汚濁化、富栄養化が進行している。
 演者らは、水生植物および微細藻類による水質浄化とそのバイオマス(主に、乳酸発酵飼料として)利用、さらに、底質汚泥の有効利用を進めているので併せて報告したい。(演者記)
 
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