第273回 遺伝子機能解析部門セミナー
(総合科学研究支援センター公開講演会)
演題 DNAメタバーコーディングでプランクトンの生物間相互作用を紐解く!
仲村 康秀 氏(島根⼤学学術研究院環境システム科学系エスチュアリー研究センター)


 「プランクトン」と言うと、目に見えない、数も少ない、小さな生き物?クジラのエサ?あまり私たちの生活と関係ない?…というような印象があるかもしれません。しかし、実はプランクトンには沢山の種類があり、さらに海や湖では、魚やエビ、カニ、イカなどより数と量が多い生物なのです。プランクトンは魚介類のエサとして水の中の生態系を底辺から支えており、プランクトンがいなければ今の地球環境は無いと言っても過言ではありません。しかし、そのようなプランクトンに関して、何を食べているのか?他の生物とどのように共生しているのか?などについては、よくわかっていない事が沢山あります。今回の講演会では、DNAメタバーコーディングや水中カメラなどの新しい技術を用いて、海や湖にいるイサザアミ類や放散虫類など、様々なプランクトンの生物間相互作用(被食捕食関係と共生関係)を解明する研究をご紹介します。

 
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