第157回 平成20年3月10日
(第268回 細胞工学研究会講演会)
演題 植物の環境ストレス応答・耐性および光合成炭素代謝の分子機構と分子育種への応用
重岡 成(近畿大学農学部)
 近年、地球規模での急速な人口増加、環境変化(温暖化など)、化石燃料の枯渇(バイオ燃料の生産)、それらに伴う食糧生産・供給など、様々な問題が毎日のようにマスコミを賑わしています。
 これらの問題を解決する有効な手段の一つは、地球上で独立栄養生物の大部分を占める植物を含めた光合成生物の能力を大いに利用することであると思われます。このような現状を踏まえて、光合成生物がもつ環境ストレス防御系/情報伝達系および光合成炭素代謝の分子機構、さらには環境ストレス耐性や生産性を向上させた形質転換植物の作出(分子育種)など、我々の最近の研究成果を中心に報告します。(演者記)
 
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