第386回 令和4年11月25日(金)
(第262回 遺伝子機能解析部門セミナー、総合科学研究支援センター公開講演会)

演題 南極に生息する微生物の調査と基地での生活
林 昌平 氏(島根大学学術研究院環境システム科学系)
 
 南極と聞いて皆さんはどのようなことを思い浮かべますか?雪と氷の世界?極寒の地?吹雪?ペンギン?オゾンホール?私は2020年初めに南極地域観測隊の隊員として南極に行ってきました。南極で微生物が生息していることが予想される地域の環境条件を記録し、砂や泥を採取しました。現在、持ち帰った砂や泥から微生物を培養し、どのような種類がいるのか、地域や採取地点によって異なるのか、有用な物質を作っていないかなどを調べています。南極にどのような微生物がいるのかと合わせて、南極の風景、砂や泥の採取、基地での生活などの調査の様子も動画や写真を用いて紹介します。