分裂酵母のCキナーゼ相同遺伝子pck1とpck2は、近年、注目され始めてきた細胞形態形成と細胞壁合成の両方に必須な遺伝子であるが、それらのターゲット因子や制御機構はまだ、殆どが未知のままである。Cキナーゼ経路でかつ、上記遺伝子と同様に細胞形態形成と細胞壁合成に機能する新規遺伝子のスクリーニングを行い、その一つとしてmok1を単離した。アルファグルカン合成酵素をコードすると予想されるmok1遺伝子の遺伝学的、細胞生物学的研究の結果を報告する(演者記)。
-片山氏は島根大学で博士号を取得した後、現在ICRFでポスドクを行っている人物で、最先端の研究所での最新の研究成果を話してもらいます。-