第136回 平成9年5月15日
(第31回 遺伝子実験施設セミナー)

演題 水素細菌のヒドロゲナーゼ遺伝子群の解析と清酒長野酵母の開発
   岡崎光雄(信州大学繊維学部)
 
 水素をエネルギー源として炭酸固定する水素細菌(Pseudomonas hydrogenovora)のヒドロゲナーゼ遺伝子群は、巨大なオペロンを形成し、水素の取り込み・電子伝達系遺伝子群よりなる。その発現機構は、いわゆるsiguma54プロモーターにより制御されている。
 又、主に長野県食品工業試験場で開発した高香気清酒酵母(アルプス酵母)の実用化についても述べる。(演者記)

 最近のホットな、水素細菌と優良酵母開発に関する興味深い話題をご紹介いただきます。