農学部では、眼球は研究素材としては取り扱いにくい。その代わり、地球上の全ての生命を創り、維持し、育てている植物の光合成がある。「光」という物理エネルギーがどの様なカラクリで、生命という高次元のエネルギーに変わり得るのだろう。なんと、ここにもタンパク質が活躍しているではないか。この地球上で、初めて光エネルギーを使って、あの安定な「水」分子を分解し、無機化合物の炭酸ガスを有機物へと固定し始めた、「ラン藻」とはどんな生物なのか?
多分、想像を超えた素晴らしい生物であるに違いないラン藻を調べれば、地球上のいろいろな、難問題もあるいは解決できるのではないか?」
落合先生が、34年間にわたるライフワークの大変興味深い御研究について、分かり易く、楽しく最終講義をされます。どうぞお誘い合わせの上、ご気軽に、知る人ぞ知る「落合節」をお楽しみ下さい。お待ちしています。