開講式
研究活動がどのように行われているか、科研費がどのように役立っているか、説明をしました。
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遺伝子銃でDNAを撃ち込むためのネギを調製しています。ネギは新鮮なものを使用します。ネギの表皮を1cm角程度はがして、寒天プレートの上に拡げます。折れ曲がったり、しわが入ったりしないようきれいに拡げます。
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遺伝子銃でGFP遺伝子を撃ち込みます。中央に見えている透明な箱(中にネギの表皮を置いた寒天プレートが入っている)と少し見えている水色の箱が遺伝子銃の機械です。プレートの上に白い部品(DNAホルダー)の中にDNAをコートしたタングステン粒子が入っています。上からヘリウムガスを高速で噴射してタングステン粒子をネギの表皮に撃ち込みます。赤いボタンを押すとヘリウムが噴射します。寒天プレートが入った箱は、タングステン粒子への空気抵抗を減らすために減圧されています。
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真野昌二先生(基礎生物学研究所)に、「植物オルガネラの世界」の講義をしていただきました。大変美しいスライドを見ながら、オルガネラの形や働きについて学びました。最後に真野先生から参加者の皆さんへ「Photobook植物細胞の知られざる世界」がプレゼントされました。本書籍は真野先生も監修されており、大変美しい植物顕微鏡写真が多数掲載されています。要望に応えて真野先生のサイン会も即席開催されました。
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今回の実験ではオルガネラ局在配列を付加した蛍光タンパク質遺伝子を遺伝子銃でネギに撃ち込みました。そのまま1日放置して蛍光タンパク質を発現させ、翌日観察しました。蛍光顕微鏡で観察すると付加した局在配列に従って特定のオルガネラが蛍光タンパク質で光って見えました。
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ミトコンドリア局在シグナルを付加したGFPが発現したネギ細胞。細かいつぶつぶがミトコンドリアです。
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微小管局在シグナルを付加したGFPが発現したネギ細胞。細い線が微小管です。
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