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 第252回 遺伝子機能解析部門セミナー(2/13)
「Blurring the Lines Between Mammalian and Insect Physiology for the Development of Novel Insecticide Targets」
 
第252回 遺伝子機能解析部門セミナー
(第374回 細胞工学研究会講演会)

日時:2020年2月13日(木)15:00 - 16:00
場所:島根大学生物資源科学部1号館203室

演題:Blurring The Lines Between Mammalian and Insect Physiology for the Development of Novel Insecticide Targets
講師:Dr. Daniel R. Swale (Louisiana State University)

 アメリカから新進気鋭の若手大学教員を招き、新規殺虫剤創製に関する最新の研究成果について説明していただきます。年度末も近い多忙な時期ですが、ご来聴をお待ちしています。

 殺虫剤は、農業害虫や衛生害虫だけでなく、マラリア原虫を媒介するハマダラカを防除するためなどにも使われている。薬剤を使う限り、抵抗性の発現は避けられない問題であるが、それを克服するために新しい薬剤や新しい標的を発見することは容易ではない。しかし、注目すべきことは、医薬の種類や標的(>300)と殺虫剤の種類や標的(22)では活用されている数で大きな隔たりがあることである。Dr. Swaleの研究室では、医薬の標的となっているイオンチャネルやトランスポーターの節足動物での生理学的、毒理学的役割を研究し、明確にすることを目的としている。例えば、人の内向き整流性(Kir)チャネルは心臓、腎臓あるいは内分泌病治療薬の標的となっているが、節足動物では研究されていない。彼らは、蚊のKirチャネルを使ったスクリーニングで低分子阻害剤を発見し、これを蚊に投与すると吸血できなくなり、原虫を媒介できなくなり、そして致死することを見出した。つまり、Kirチャネルは節足動物害虫防除薬剤の潜在的な標的と考えられる。本講演では、十分に研究されてこなかった節足動物の標的タンパク質の生理学的、毒理学的役割やその研究のための化学的、遺伝学的方法について話していただく予定である。
(2020.02.03)
 

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