第91回 平成14年12月4日
(第199回 細胞工学研究会講演会)
演題 21世紀の植物バイオテクノロジーの展望
柴田大輔(かずさDNA研究所植物遺伝子研究部)
 多様な植物種が、農作物、工業原材料として使われており、植物を用いた物質生産 には、多様性をゲノムレベルで理解するとともに、その知識を応用した技術の開発が重要となる。シロイヌナズナ、イネ以外にも、マメ科植物ミヤコグサやタルウマゴヤシのゲノム解読が日米でそれぞれ行われており、植物のゲノム情報が急速に蓄積されている。私たちは、各種のゲノム技術の開発を行っており(Hanano et al., Plant J. 30;247-255, 2000、Liu et al., Proc. Natl. Acad, Sci. 96; 6535-6540, 1999; Liu & Shibata, Trend in Plant Sci, 5; 354-357, 2000)、また、様々な遺伝子を組み合わせて形質転換を行うために、DNA断片を効率よく連結する技術の開発にも成功している。現在、20時間で10断片を連結させることが可能になっている(特許出願中)。このようなゲノム技術が、トランスクリプトミクス、メタボロミクス、バイオインフォマティクスを含めた遺伝子機能解析でどのように使われるのかを紹介し、今後の植物バイオテクノロジーを展望する。
 
←戻る


©島根大学 研究・学術情報機構 総合科学研究支援センター 遺伝子機能解析部門 shimane-u.org