第80回 平成14年1月17日
(第188回 細胞工学研究会講演会)
演題 植物キチナーゼの構造と機能に関する研究
石黒正恒(九州大学大学院)
 植物は構造多糖としてキチンを含まないにもかかわらず、キチンを加水分解する酵素キチナーゼが広く植物に分布している。一方、病原菌、ウイルスによる感染時、あるいはストレス負荷により多くの植物でキチナーゼ活性が誘導される現象が知られている。我々は、種々の植物由来のキチナーゼを精製し、その性質を調べることで、植物におけるキチナーゼの存在意義を探ろうとしている。今回は、チューリップ球根由来のクラスIII型キチナーゼの活性中心微細構造荷関する研究について紹介する。(演者記)
 
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