第71回 平成13年6月27日
(第178回 細胞工学研究会講演会)
演題 赤血球を作り脳を護る糖タンパク質エリスロポエチン
佐々木隆造(滋賀県立大学)
 エリスロポエチン(EPO)は腎臓で生産される糖タンパク質であり、未分化な赤血球前駆細胞に作用し、その分化と増殖を促進することにより成熟赤血球の形成を促進する。多血は運動能力を増加させ、EPOがドーピング剤として有名な理由である。EPO遺伝子発現は貧血など酸素不足状態(ハイポキシア)で顕著に誘導される。まず、EPOの作用とEPO遺伝子発現の調節について解説します。
  • EPOの糖鎖の機能を解説し、組替えEPOを動物細胞で生産する必要性を示します。
  • 低酸素による遺伝子発現誘導の機構を利用した組み換タンパク質の生産法について述べます。
  • EPOが脳でも生産されていることの発見とその生理的意義を解説します。
 
←戻る


©島根大学 研究・学術情報機構 総合科学研究支援センター 遺伝子機能解析部門 shimane-u.org