第63回 平成12年8月31日
(第170回 細胞工学研究会講演会)
演題 キノプロテイングルコース脱水素酵素の構造と機能
山田 守(山口大学農学部)
 呼吸鎖初発脱水素酵素の中にピロロキノリンキノン(PQQ)を補酵素とする一群があり、これらはグラム陰性細菌のペリプラズム酸化系というユニークな電子伝達系を形成している。そのひとつである大腸菌の膜結合型グルコース脱水素酵素(GDH)は単一蛋白質で構成され、グルコース酸化に伴ってPQQからユビキノンへと電子が伝達される。今回、GDHの膜上構造解析(トポロジー解析)、活性中心のアミノ酸置換による解析、C末触媒ドメインの単独発現と解析などを紹介する。ペリプラズム酸化系は種々の糖や糖アルコールを酸化することから発酵工業などに応用できる可能性があり、特にグルコース脱水素酵素はグルコースセンサーとして注目されている(演者記)。
 
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