第54回 平成11年2月12日
(第161回 細胞工学研究会講演会)
演題 真核生物の複製における蛋白質−DNA複合体:ORCとPCNAについて
釣本敏樹(奈良先端科学技術大学院大学)
 複製の多様な反応過程では特異的なタンパク質がDNA上に装着(ロード)され、それを起点にして形成されるタンパク質−DNA複合体が機能を発揮する。我々の研究グループでは、複製開始因子として、酵母とヒトのORC(origin recognition complex)、DNA鎖伸長過程の因子としてヒトのDNAスライディングクランプであるPCNA(proliferating cell nuclear antigen)の機能解析を行ってきた。今回の講演では、これらの生化学的な解析を基にして、それぞれの因子がどのような仕組みでDNAと複合体を形成し、それが複製開始、DNA鎖の伸長に結びつくのか、あるいは、このような因子がさらに他の機能因子と相互作用することで複製過程と様々な細胞核内の機能がどのような統合性を持つのかという点について議論したい(演者記)。
 
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