第33回 平成9年6月20日
(第138回 細胞工学研究会講演会)
演題 ペニシリンの側鎖合成酵素 N-Carbamyl-D-amino acid amidohydrolase の酵素蛋白質の改変とその利用
池中康裕(鐘淵化学工業精密化学品研究部)
 D型アミノ酸の一種であるD-p-hydroxyphenylglycine (D-HPG)は、合成ペニシリンの側鎖として用いられている重要な化合物です。このD-HPG の生産に遺伝子組換え技術の応用を試み、スクリーニングで得た酵素の遺伝子を取得し、更に酵素蛋白の改変を行うことにより、有機反応を酵素反応に置換する事ができた。この酵素の実用化検討について、酵素改変を中心に紹介します。(演者記)

 最近のホットな、遺伝子工学による酵素の機能強化の具体的な成功例など、興味深い話題をご紹介いただきます。
 
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