第19回 平成8年7月11日
(第121回 細胞工学研究会講演会)
演題 稲根圏の窒素固定菌の遺伝子解析と改良
魚住武司(東京大学大学院農学生命科学)
 イネの根の周りには、Klebsiella, Azospirillumなどの窒素固定菌が住み着いて、空中の窒素(N2)をアンモニアに固定している。その活性は、豆科植物の根に付く根粒菌ほど強くはないが、遺伝子工学を用いて窒素固定菌の能力を改良強化し、微生物肥料とすることが出来れば、開発途上国における窒素肥料の不足を補うことが出来るばかりでなく、化学肥料の節約により工業的な窒素固定のための石油の消費を少なくすることが出来るので、地球的な省エネルギー・環境保護の観点からも重要である。上記の2種の菌株の窒素固定遺伝子の構造と機能の解析と、それをもとにした遺伝子の改良について、講演者らの研究を中心に解説を行いたい。
 
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