第173回 平成22年5月21日
(第286回 細胞工学研究会講演会)
演題 呼吸鎖酵素の機能解明を指向した生物有機化学的研究
村井正俊(京都大学大学院)
 ミトコンドリア内膜上に存在する呼吸鎖電子伝達酵素群は、呼吸基質の持つ化学ポテンシャルをATP生合成や物質輸送の駆動力となるプロトン電気化学ポテンシャルに変換する機能を担う基幹酵素群である。これら呼吸鎖酵素の基礎研究では、nMオーダーで作用する特異的阻害剤や人工ユビキノンを用いた生物有機化学的アプローチが、研究の大きな推進力となってきた。本セミナーではミトコンドリアNADH-ユビキノン酸化還元酵素(複合体-I)を対象とした特異的阻害剤による光親和性標識実験や、基質であるユビキノンを鋳型にデザイン合成したプローブ分子の開発と生化学的応用について紹介したい。(演者記)
 
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