第165回 平成21年4月24日
(第277回 細胞工学研究会講演会)
演題 植物のクラスリン被覆小胞輸送
西村浩二(島根大学総合科学研究支援センター)
 クラスリン被覆小胞輸送径路は、COPI、COPIIによる被覆小胞輸送径路と並び、酵母から高等真核生物にいたるまで高度に保存された細胞内小胞輸送径路である。植物と動物では、エンドソームや液胞などの小胞輸送径路が関わる細胞内小器官の機能が異なり、高等植物独特な輸送形態・制御機構が存在し、発生、分化、細胞分裂、環境適応を含む植物のライフサイクルの多くの諸現象に深く関わっていることが、近年明らかになりつつある。本研究では、クラスリンと蛍光タンパク質との融合タンパク質を用いて、ライブセルイメージングを行い、クラスリンの動的な細胞内挙動を解析した。その結果、高等植物のクラスリンは、細胞膜やトランスゴルジ網、エンドソームに局在し、細胞膜からのエンドサイトーシス輸送径路に関わることが動的に示された。(演者記)
 
←戻る


©島根大学 研究・学術情報機構 総合科学研究支援センター 遺伝子機能解析部門 shimane-u.org