第16回 平成8年3月8日
(第116回 細胞工学研究会講演会)
演題 デンプン工学−デンプンの分子構造と生合成酵素の働き
竹田靖史(鹿児島大学農学部)
 デンプンの生合成酵素は、最近、遺伝子工学的手法で急速に解明が進み、また、形質転換植物による天然にない新しいデンプンの創製が試みられている。一方、デンプンの構成成分であるアミロースとアミロペクチンの分子構造は、新しい構造解析法の開発によって詳細に分析され、植物種で個性のあることが明らかになってきた。
 デンプンの種固有性の発現には、その生合成酵素が深く関わっていると思われる。デンプンの機能性と分子構造、分子構造と生合成酵素との関係が明らかになると、これを基盤に新しい機能を持つデンプンの設計が可能と思われる。21世紀には、どのような新しい機能を持つデンプンが出現するのであろうか?食品工業に与えるインパクトは特に大きい。ここでは、最近明らかになったデンプンの分子構造と生合成酵素について紹介し、デンプンの機能設計「デンプン工学」を展望してみたい。最新の情報を興味深く、分かり易く紹介していただきます。
 
←戻る


©島根大学 研究・学術情報機構 総合科学研究支援センター 遺伝子機能解析部門 shimane-u.org