第139回 平成18年3月10日
(第247回 細胞工学研究会講演会)
演題 「ゲノムの基礎構造と細胞周期制御との接点」「核内タンパク質の品質管理機構」
片山 諭(佐賀大学総合分析実験センター)
 初期の細胞周期の研究は細胞周期エンジンと呼ばれるCdc2/サイクリン複合体の機能解明、すなわち、細胞周期の進行がどれほど精妙にコントロールされているのかという中心命題の解明を主軸として進んだ。その後、細胞周期制御系とDNA複製因子や染色体分配、細胞質分裂といった細胞分裂装置との係わり合い等、同分野の幅広い展開をみせている。演者等は分裂酵母の細胞をモデル系として用い、最近、真核生物のゲノムの基礎ユニットであるヌクレオソーム構造の構築と細胞周期制御との係わり合いに興味を持ち研究を進めている。また、最近明らかになりつつあるユビキチン-プロテアソーム系による核内の変異型タンパク質の品質管理機構の解析も行っている。今回のセミナーでは、演者の研究歴の概観から始め、現在行なっている研究の成果を中心に解説したい。
 
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