第136回 平成17年12月19日
(第244回 細胞工学研究会講演会)
演題 分裂酵母の配偶子膜形成開始の分子メカニズム〜細胞膜新生のメカニズム解明をめざして
中村太郎(大阪市立大学大学院)
 分裂酵母の胞子形成は減数分裂をともなう配偶子形成である。胞子形成のもっとも主要なプロセスは将来胞子の細胞膜となる前胞子膜の形成である。前胞子膜形成には2つの興味深い特徴がある。1つは、通常の細胞膜が既存の膜への小胞の融合により形成されるのに対し、前胞子膜は細胞質の中に新たに膜が形成されるという点である。第2に減数分裂によって分けられた染色体を包みこむため膜形成が減数分裂と時間的、空間的に厳密に協調制御されているという点である。我々は前胞子膜形成に関わる多くの遺伝子を取得し、また、この過程を蛍光顕微鏡下で可視化する系を構築した。今回はこのダイナミックな膜形成がどのような役者によりどのように制御されているか、生細胞タイムラプス観察した結果を交えて紹介したい。(演者記)
 
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