第111回 平成16年6月4日
(第219回 細胞工学研究会講演会)
演題 分裂酵母のユビキチンシステムとヒストンシャペロンによるゲノム安定性の制御機構
片山 諭(佐賀大学総合分析実験センター)
 細胞は増殖に際し、高精度のDNA複製に始まり、基礎ヌクレオソームの形成、娘染色分体の各娘細胞への分配とその後の染色体高次構造の構築に完結する複雑きわまりない各素過程の反応を、秩序を乱すことなく同調させ、遺伝情報の総体としてのゲノムを忠実に次世代へと相続している。演者らは分裂酵母を用い、SCFpof3ユビキチンリガーゼがゲノム保全システムに含まれることを見出した。SCFpof3はそれ自体生育に必須でないにもかかわらず、その遺伝子破壊が多様なゲノム異常を引き起こす。基礎ヌクレオソーム形成因子Asf1の現在進行中の解析結果もあわせて、分裂酵母におけるゲノム保全システムとその細胞周期制御との関連について、演者らの結果を中心に解説したい(演者記)。
 
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