第63回 平成4年6月5日(金)

演題 微生物の生産する新しい薬剤の探索
   中野洋文(協和発酵東京研究所研究室長)
 
 21世紀の人類最大の課題は、ガンやエイズの克服と言われている。何故多数の人がある日発ガンするのか、そのメカニズムはどうなっているのか、それを治療する薬は開発されるのか
 最近、新しい作用を持つ有力な抗ガン剤の開発が進められ、既に、一部は臨床レベルまで進められている。このような抗ガン剤の微生物からの探索とその応用について中心的に活躍してこられた中野博士に最先端の課題を分かりやすく講演していただきます