第273回 平成20年9月25日
(第161回 遺伝子機能解析分野セミナー)

演題 細胞外マトリックス・テネイシンXの機能解析と発生工学プロテオミクスを用いた研究
   松本健一(島根大学総合科学研究支援センター)
 
 私達の研究室では、細胞外マトリックスからの刺激や癌浸潤転移の分子メカニズムを、遺伝子改変技術を駆使してノックアウトマウスを作製し個体レベルで分子機能の解析を行ってきた。さらには、最近のプロテオミクス技術を用いて結合タンパク質を同定することにより、分子レベルでの解析をも進めてきた。
 本講演では、これまで私達の研究室で行ってきた新規の細胞外マトリックスであるテネイシンXの機能解析とこれから島根大学で遂行しようと考えている発生工学プロテオミクス技術を用いた研究について述べたいと思う(演者記)。