第111回 平成7年12月15日

演題 mRNA前駆体におけるスプライス部位選択に関与する諸因子群の構造と機能
   前田 明(コールドスプリングハーバー研究所)
 
 真核生物ではDNA上の遺伝子は分断された形で存在し、mRNAが成熟される過程でスプライシングにより完成する。このスプライシング機構に関しては1昨年度ロバーツとシャープがノーベル賞を受賞したが、前田博士はロバーツの研究室でCSHL出の研究をスタートした経歴を持つ人物で、文字通り最先端の研究を進めておられる。本講演会ではスプライシング機構に関する最先端の研究を易しくお話ししていただける予定である。